探山訪谷[Tanzan Report] |
No.138【荒川峠の湧水】 |
左=稜線から大谷川を見下ろす 右=荒川峠東面の眺望(沖島と近江八幡方面) |
大岩の下から湧き出す水は冷たくおいしい |
志賀駅近くから仰ぐ烏谷山の東面。左は比良岳中ユリの尾根。右に堂満岳東稜も見える |
例年になく早く梅雨が明け、暑さにまいっている今年の7月。やはり、標高の高い山岳地へ行ってみたい。だが、なかなか都合がつかずに毎日を過ごしていると、近くでも涼しいところへ出かけたくなる。先日の比叡山や金比羅山では、2リットルの水分補給をしても厳しかった。 そんなときによかったのが、比良の烏谷山。かつて廃道になっていた荒川峠のルートが、山仕事の関係からか復活してよく利用されるようになった。代わりに、葛川越(大物峠)は歩かれなくなった。その峠道の大岩谷との分岐から少し上がった樹林帯に、岩に囲まれて水が湧き出している。この支流はそこから始まっており、上から降りてくると水音の聞こえるのが待ち遠しい。沢登りは別にして、夏の比良おすすめコースのひとつである。詳しくは、『山と溪谷』(2013 August No.940)の「郷山めぐり」で。 |
『山と溪谷』8月号の表紙 |
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