探山訪谷[Tanzan Report] |
No.118【雪で始まった師走の比良】 |
左=道のそばにナメコが鈴なり 右=権現さまもうっすら雪化粧 |
新雪にトレースを残すおもしろさを経験 |
小女郎ヶ池も雪景色 |
左=雲の切れ間から琵琶湖を見下ろす(霊仙山) 右=霊仙山を振り返る(栗原) |
2012年の師走は雪で開けた。冬型の気圧配置が強まり、日本海側は雪に見舞われるとの予報。琵琶湖側から比良山系を見ると、稜線の上に雪雲が固まり、徐々に湖側へ流れ込んでくるのがわかる。南主稜の打見山から南部は晴れているが、北側はすっかり雲に覆われていた。 堅田から安曇川筋へ入ると雨になり、坂下から登りはじめるとミゾレになった。落葉を踏み、最後の秋を感じながら進む。やがて積雪が現れ、小女郎ヶ池が近づくと別世界になった。もう、晩秋の装備では限界に近いと参加者に伝える。冷たい手足の改善法や凍傷の予防、冬靴でない時の雪道の歩き方など、冬の山歩きの実践的な講習にもなった。慎重に、そしてみんな元気に歩いた。季節の恵みに満たされ、寒いながらもいい山行だった。(2012.12.1) |
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