探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.112【秋、越後の山】
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 姫ノ池から平ヶ岳を望む
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 上越国境の山々と荒沢岳(右遠景)
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 左=平ヶ岳沢の渡渉地点  右=「たまご石」も初見参
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 左=青空に輝く霧氷(山頂近くで)  右=草原は初冬の趣き
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 何十年ぶりかで、魚沼駒ヶ岳(越後駒ヶ岳)と平ヶ岳に登ってきた。どちらも、深田久弥の『日本百名山』に選ばれているため、登頂をめざす人が多い山である。沢や積雪期の縦走などで活躍した山岳会から刺激を受け、我々もこの地方に足跡を残してきた。そのおかげで、20万分の1地勢図「日光」には馴染みの山々が多い。
 現在、平ヶ岳には往復7時間程度で登頂できるコースが整備されている。かつては、鷹ノ巣から台倉山を経て登る一般コースしかなく、容易に登頂できる山ではなかった。道のない時代、深田久弥は二岐川から沢をつめて登頂している。
 前に来た時は、巻機山を出発点に下津川山から剱ヶ倉山を経て達した。その後、尾瀬ヶ原から富士見峠を越えて戸倉へ下った。季節は残雪期。高層湿原や三角点は雪の下である。今回、初めて標石に触れることができ、感慨深いひとときを山頂で過ごした。例年に比べて遅い紅葉が、山の中腹を見事に彩っていた。
 魚沼駒ヶ岳は、残念ながら天気が悪く山頂の滞在時間は20分。往復10時間の行動だった。(2012.10)
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 魚沼駒ヶ岳(シルバーラインから)
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