探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.1102【金華山(岐阜城)】
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左=岐阜公園から金華山を見上げる  右=「水手道」の樹林
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左=丸山(旧伊奈波神社伝承地)  右=昭和初期の丸山(写真=現地の説明版)
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左=ヒトツバ  右=ヌリトラノオ(左)・シシラン(右)
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「水手道」から望む岐阜市北部(中景右は百々ヶ峰の山稜。中景左手は眉山。遠景は奥美濃東部の山々)
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長良川下流方向(遠景の雪山は左から伊吹山・ブンゲン・貝月山と右に離れて小津権現山・花房山など)
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伊吹山(遠景左手)と前に池田山の山稜が横たわる(最遠景右手は国見山・虎子山)
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左=ヒトツバに覆われる露岩  右=「水手道」上部のビューポイント(中景右は百々ヶ峰)
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乗鞍岳(最遠景左手)と木曾御嶽(最遠景右手)。手前を下呂〜阿寺山地が横切る
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最遠景の雪山は左から小津権現山・花房山とイソクラ・能郷白山・大白木山など(中景右手に建つ鉄塔背後の右側は釜ヶ谷山)
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イソクラ・能郷白山・前山(最遠景左)と高屋山・大白木山の山稜(最遠景右手)。手前の右は舟伏山
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最遠景の雪山は中央アルプス(左から木曽駒ヶ岳・三沢岳・空木岳・南駒ヶ岳・越百山など)。手前は井出ノ小路山〜奥三界山の山稜
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左=211m標高点(前景)への尾根を降る  右=妙見峠
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左=妙見峠付近の木々  右=「東坂ハイキングコース」から岐阜城を見上げる
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「東坂ハイキングコース」の岩尾根から東方を望む(中景は各務原・関・美濃加茂方面)
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名古屋方面〔最遠景中央は三ヶ根山(西尾)。最遠景左手は遠望峰山(蒲郡)〕
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岐阜城天守(下部の石垣は織田信長時代のもの)
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最遠景の雪山は左から笠ヶ岳・槍ヶ岳・奥穂高岳・前穂高岳と乗鞍岳の諸峰(岐阜城天守から)
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中央アルプス(遠景中央)と中白根山・間ノ岳(最遠景右)。間のなだらかな山稜は安平路山
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最遠景の雪山は南アルプス(左から北岳・間ノ岳・塩見岳・悪沢岳)と恵那山(手前の右手)。遠景中央左に笠置山が目立つ
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岐阜市街と木曽川(左)・長良川(右)の下流方向を望む(遠景は養老山地と霊仙山など鈴鹿の一部も見える)
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最遠景左から大白木山・舟伏山・ドウの天井・平家岳・美濃平家など(遠景左は天狗ヶ城の山稜。中景中央は眉山)
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奥美濃の山なみ(最遠景左から平家岳・美濃平家・三尾山・北山など)。中景右手は百々ヶ峰(西峰)
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遠景左手は高賀山。右へ今渕ヶ岳・瓢ヶ岳・矢坪ヶ岳・片知山など(中景は百々ヶ峰)
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左=金華山の二等三角点(点名=金花山)  右=井戸跡
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左=「七曲り登山道」  右=妙照寺
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 岐阜市の長良川左岸に位置する金華山。戦国期の斎藤道三が山中に岐阜城を築いた。織田信長が天下統一のきっかけをつくった山城である。周囲は険しい岩場や斜面に囲まれている。もとは稲葉山(いなばやま)城と称したが、井之口(いのくち)という地名も岐阜に改めている(諸説あり)。
 山頂に建つ模擬天守一帯が、工事中のためコースを工夫した。西麓の岐阜公園から「水手(みずて)道」で登り、「鼻高ハイキングコース」と「大参道ハイキングコース」で途中まで下山。登り返した妙見峠から、「東坂ハイキングコース」で再び山頂をめざす。天守に達したのち、「七曲り登山道」で妙照寺前まで降りる予定だ。右回りでほぼ一周するため、360度の景観を見ることができるはずである。
 公園から山へ一歩足を踏み入れると、自然林が広がって良好な環境を感じる。カナメモチの赤い実が目につく。旧伊奈波(いなば)神社伝承地とされる丸山には、烏帽子岩と丸山神社社殿の跡があった。
 北側の山々と長良川を見下ろしながら東へ進むと、リスの鳴き声が頻繁に聞こえる。初めは小鳥の声かと思ったものの、警戒の声も響いてくる。在来種か外来種かわからないが、けっこう住み着いているらしい。上部の岩場では、ヒトツバが表面を覆って見応えがある。
 山頂はすぐそこだが、立入禁止なので東側の尾根を降って211m標高点へ。今度は東側が開けてくる。傾斜の緩い「大参道ハイキングコース」で「達目(だちぼく)ハイキングコース」の接続点にトラバースし、岩戸へ越える妙見峠まで登って昼食にした。ツブラジイ・ヤシャブシなどが目立つ。
 「東坂ハイキングコース」は上部が岩尾根で険しく、遮るものがないので東面は大きく広がる。なかでも、恵那山や美濃三河高原の場景が開放的だ。シャシャンボやモチツツジが多い。「七曲り登山道」に合流すると人の姿が多くなり、題目塚などを見ながら天守に向かう。南東側の道の下に積まれた石垣は織田信長時代のものという。
 まず、天守最上層の回廊で四周の眺望を楽しむ。北東方向には笠ヶ岳から槍・穂高連峰と乗鞍岳の諸峰が並び、東は中央アルプスの主稜と南アルプスの巨峰が前の山なみから頭を突き出していた。名古屋の高層ビルの右手には、木曽川・長良川の下流方向に養老山地が長々と横たわる。西側は雲に覆われ、鈴鹿から江濃国境は見えなくなった。北側に並ぶ奥美濃の山々は同定できるので、足繁く通っていた頃の記憶を呼び起こす。残念ながら加賀白山の姿はなかった。
 三角点には近づけないものの、近くの岩を刳り貫いた井戸(貯水槽)を確認する。ロープウェーの駅舎を右に見て、展望台で最後の眺望タイムをとり、階段のつづく大手道を降った。史跡に指定された国有林なので、よい雰囲気の樹林が広がって道も歩きやすい。岐阜県歴史資料館の前を通って妙照寺へ出る。
 時間に余裕があるので、少し南側にある伊奈波(いなば)神社へ寄った。美濃国三ノ宮で、開拓神である五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)を祀る。参拝を終え、将軍家に献上する鮎鮨を運んだ「御鮨街道」で市街中心部へ出た(2026.1.9)。
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伊奈波神社
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