探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.110【八淵滝からツルベヶ岳へ】
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 ロープを張った迂回路の分岐
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 左=右岸の巻き道から大摺鉢の谷筋を見下ろす  右=初物のナメコ
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 平流になった広谷を遡る
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 左=濃淡の花をつけるキタヤマブシ  右=ツルベヶ岳に近づくと武奈ヶ岳が大きく迫る
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 武奈ヶ岳の代表的な登山コースとして、ガリバー旅行村から大摺鉢で左岸へ渡り、山腹をからむ道がよく歩かれている。2011年の斜面崩落で右岸の通行止がつづいていたが、迂回路の開通で問題がなくなった。秋の一日、ツルベヶ岳へのルートとして歩いてみた。旅行村の登山者用駐車場には多くの車があり、すでに情報は広く知れ渡っている様子である。
 他の人々と前後しながら奥へ進むと、土砂の流出や深い雨裂が目につくものの、困難な箇所もなく大摺鉢に着いた。支流のワサビ谷も一部に付け替えられた部分があるが、以前と同じといってよい状況だった。この日の収穫はナメコとブナハリタケ。秋の味覚を早々と味わった。上流のスゲ原では、白花のキタヤマブシが見られた。細川越で稜線に立ち、最高峰を望みながらツルベヶ岳に登頂。ヤブコギで縦走した頃と、すっかり様相は変わっていた。今では釣瓶岳と表記され、「ヶ」を付けて呼ぶ人もほとんどいなくなった。(2012.10)
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