探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.1090【保津峡を歩く】
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左=「保津峡ハイキングコース」の案内標識  右=松尾谷林道(終点)
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左=林道とハイキングコースの分岐  右=林道(愛宕トンネル上)から地蔵トンネル方向を望む
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保津峡(女渕付近)
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左=ハイキングコースの道標  右=崩落現場(この日は休日で近寄れたが、作業中は請田神社より下流が通行止)
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保津峡〔金岐(かなげ)ノ瀬〜大高瀬〕
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穏やかな流れ(宮ノ下ノ瀬下流)
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請田神社
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左=ハイキングコースの通行止標識と道標  右=請田神社の参道
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保津町閑谷から保津小橋を望む(遠景左は竜ヶ尾山。中央が霊仙ヶ岳。右に朝日山)
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河川敷に群生するススキ
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 明智越のトレッキングが予定より早く終わったのと、雲ひとつない青空なので、気になっていた「保津峡ハイキングコース」と松尾谷林道の様子を見てこようと引き返す。「保津峡」駅から「馬堀」駅まで3時間あれば大丈夫だろう。
 松尾谷林道(終点)の入口には「車両通行止」の表示はあったが、歩行に支障はない。上部から見下ろす保津峡の景色を期待して進む。南に張り出す尾根の先端(獅子ヶ口)近くまで行き、西側へ回り込むと地蔵トンネルを出て鉄橋を渡る列車が足元を通過した。
 その先で斜面が崩落し、林道は復旧工事中で通行止になっていた(〜2025年度末)。さらに上部をトラバースするハイキングコースも歩行は困難。仕方がないので急峻な斜面を慎重に通過して工事現場より上流へ出た。
 亀岡盆地から峡谷になる保津川の屈曲点=立岩(北岸=左岸)に、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀る請田(うけた)神社があり、静かな境内の紅葉を愛でつつ参拝する。丹波地方の開拓にまつわる神社である。南岸(右岸)には桑田神社が鎮座し、両社とも保津川にかかわる。参道に建つ鳥居をくぐって保津町へ。保津小橋を渡って「馬堀」駅まで歩いた。
 中学生の頃に歩いて以来の保津峡左岸だったが、道の維持が適切になされず現況は一般向のコースとは言い難い。京都府の自然公園なのに、地域の資産が活かされていないという印象を受けた。小学生の頃に遠足で歩いた、嵐山と「保津峡」駅(旧山陰本線)の間をつなぐ「曳舟道(綱道)」の復活も願う(2025.11.16)。
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