日曜日のトレッキングで、要望のあった明智越へ久しぶりに出かけた。戦国の世、亀山城主の明智光秀が愛宕権現へ参拝するために使った道だといわれる。 一般的には、「亀岡」駅から保津橋を渡って登り口の保津町(亀岡市)に向かうが、今回はアプローチを工夫した。沈下橋の保津小橋(高橋)と保津川の景観を見るために「馬堀」駅から出発する。 西川に架かる六ノ坪橋と年谷(としたに)川の葛原橋を越えると農地が開けた。ススキが茂る保津川の堤防をめざす。駅に着いた時は濃い霧だったが、歩いていると急速に晴れ上がってきて牛松山と明智越の尾根が姿を現し始めた。橋のすぐ下を保津川下りの船が通過し、広々とした河川の風景が美しい。 案内板のある簾戸(すど)口から取り付いて尾根を進む。峯ノ堂(むねんどう)や土用の霊泉(馬の水飲場)を経て、送電線の鉄塔下で昼食の休憩。少し手前の420m標高点にも立ち寄った。この日の最高地点である。 神明峠への分岐で進行方向が変わり、次に水尾方面へ下る明智越から外れて高瀬山をめざす。高圧送電線が何本も通っているだけに、どの尾根にも巡視路が開かれている。南東側へ降って松尾谷林道に出た。「保津峡」駅で解散(2025.11.16)。 |