探山訪谷[Tanzan Report] |
No.108【スリルとやすらぎ――宝剣岳・木曾駒ヶ岳に遊ぶ】 |
ロープウェイの時間待ちに「日暮の滝」ヘ行く(中御所川) |
左=ヤマホタルブクロ 右=アカソ |
左=ヒヨドリバナ 右=クガイソウ |
左=クサボタン 右=タマガワホトトギス |
左=ソバナ 右=センジュガンピ |
左=シモツケソウ 右=シモツケ |
木曾駒ヶ岳と木曾御嶽(中岳から) |
左=ウサギギク 右=チングルマ |
左=ヤマハッカ 右=ナナカマド |
左=シナノオトギリ 右=ミヤマコウゾリナ |
左=オオヒョウタンボク 右=ミヤマリンドウ |
左=エゾシオガマ 右=トリアシショウマ |
左=ゴゼンタチバナ 右=ユキザサ |
左=クロユリ 右=タカネヨモギ |
左=ヤマハハコ 右=ミヤマキンポウゲ |
左=タカネグンナイフウロ 右=カラマツソウ |
左=オオバタケシマラン 右=シナノキンバイ |
左=ショウジョウバカマ 右=ハクサンボウフウ |
左=ハクサンイチゲ 右=イワツメクサ |
左=ヨツバシオガマ 右=ミヤマアキノキリンソウ |
左=ミヤマダイコンソウ 右=チシマギキョウ |
左=タカネツメクサ 右=ヒメウスユキソウ |
宝剣岳へのルート |
宝剣岳山頂 |
左=キバナシャクナゲ 右=オンタデ |
左=ハイマツ 右=コマクサ |
左=イワベンケイ 右=トウヤクリンドウ |
左=タカネニガナ 右=ミヤマキンバイ |
左=キバナノコマノツメ 右=コイワカガミ |
左=アオノツガザクラ 右=イワオウギ(タテヤマオウギ) |
三ノ沢岳への分岐付近から見た宝剣岳 |
避暑を兼ねて、中央アルプスの山へ行った。一般登山者にとっては、ちょっと難しいイメージがある宝剣岳へ。「岩場が心配」という声も聞かれたが、「いつもの山歩きができれば問題ない」としてパーティを組んだ。もちろん、三点確保のできることが条件だが、最悪の事態を考えてロープやスリング・カラビナを準備し、時間もゆっくり設定しての山行にした。 1日目は千畳敷から伊那前岳に寄り道して乗越浄土まで。2日目は早朝に木曾駒ヶ岳を往復して宝剣岳に登り、極楽平から千畳敷へ下るコースである。花の最盛期だけに訪れる人も多く、ロープウェイは1時間待ちで山小屋の食堂もごった返していたが、こちらも団体での行動だ。予想どおり、スケールのある山稜では人の数など気にならなかった。 コース上にはたくさんの高山植物が咲き誇り、みんなと図鑑を見ながら歩いた。可憐な花にどの顔も表情が緩む。いっぽう、岩稜では一人づつの行動を伴うので、ピッチを短く区切って注意を払った。 すっかり自信がついたのか、下山後の温泉ではちょっとランクの高い山が話題になったりして、その変わりようが頼もしかった。やはり、登山は大きな山岳へたまには出かける必要があるように思う。十分楽しんでもらった様子に企画の喜びを味わい、次のプランを思い浮かべるこのごろだ。 |
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