探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.1040【綾部市内の山】
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南ヶ丘公園から綾部市街を見下ろす(遠景左手は弥山山。右側に蓮ヶ峯の山稜がつづく)
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左=波多野鶴吉の銅像(南ヶ丘公園)  右=四尾山
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四尾山から見る由良川の下流方向(遠景は福知山市の山々)
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遠景中央は三岳山。右は江笠山(中景左は烏ヶ岳。中景右は空山の山稜)
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左=コバノミツバツツジ  右=慈音禪寺
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左=薬師堂(大島町)  右=甲ヶ岳城址・秋葉神社の参道
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左=秋葉神社(甲ヶ岳)  右=ウラジロノキ
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ツツジに覆われる尾根筋
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荒倉谷の下流方向(中景右は烏ヶ岳。遠景は夜久野方面)
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左=「両区松茸山」の標識  右=尾根の合流地点(鳥ヶ坪山西側のピーク)
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左=鳥ヶ坪山〜高嶽の稜線  右=クロモジ
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高嶽(南側)の尾根
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高嶽から由良川を挟んで北側を望む(丹波・丹後の国境稜線)
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遠景左から赤石ヶ岳・千丈ヶ嶽・鳩ヶ峰・鍋塚の大江山連峰(鍋塚の前に城山が重なる)
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杉山(遠景左)・赤岩山(遠景中央)と由良ヶ岳(遠景右)。間の手前は岳山の山稜
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青葉山(遠景右手)と舞鶴市方面
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三岳山(遠景左手)・江笠山(最遠景右)と烏ヶ岳(中景中央)
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丹波市(市島町・春日町)方向を望む(遠景中央は高谷山の山稜。遠景右手は向山の山なみ)
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左=下山路から望む甲ヶ岳  右=荒尾神社のケヤキ(高津町)
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左=高嶽(高津町)  右=「高津」駅から見た烏ヶ岳
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 綾部市の南西部に、高嶽を最高峰として甲(こう)ヶ岳・四尾(よつお)山などが並んでいる。南側は福知山市に接する。丹波・丹後の景色を眺めようと、天気のよい日に出かけた。コースは、「綾部」駅を出て南ヶ丘公園から四尾山に登り、中筋(地区)の市街地へいったん下山したのち甲ヶ岳から高嶽へ向けて馬蹄形に縦走。北側の高津へ下る計画にした。
 南ヶ丘公園は1896(明治29)年に設立の「郡是製絲」(現=「グンゼ」)の社有地に造られた公園で、創業者=波多野鶴吉の銅像・記念碑が立つ。高台にあるため市内の展望がよい。尾根の末端に寺山があり、『綾部トレイル』が整備され市民に親しまれている。四尾山の山頂からは、さらに展望がよくなって大江山連峰も見えるようになった。
 西側へ降って安場川を渡り、慈音禪寺に寄ってから甲ヶ岳をめざす。大島町の薬師堂から取り付き、秋葉神社の参道を登る。この道は山頂一帯に造られた城址へのルートでもあり、道幅のあるよく踏まれたものだった。山城は内藤宗勝(丹波・守護代)による築城とされ、400年以上前のものである。曲輪や堀切が残る。次のピークに秋葉神社が祀られ、大きなウラジロノキがあった。
 鳥ヶ坪山から高嶽につながる稜線に向けて、尾根を進むと踏み跡がなくなった。広い尾根では流水溝が何本も走ってルートの選択が難しい。アップダウンを繰り返すと、やがて鮮やかなコバノミツバツツジが周囲を飾って美しい景観がつづく。途中から松茸山の標識が現れ歩きやすくなった。歩く人が少ないのは、入山が制限されるためだろうか。鳥ヶ坪山の西側にあるピークで稜線と合流する。
 秋葉神社のある「秋葉山」(316m)への分岐から反射板が建つ374m標高点を越えると、コナラやエドヒガンの巨樹が目立つ。雰囲気のよい樹林がつづいて高嶽に登り着いた。北側には三岳山から青葉山まで、丹後の山々がスカイラインを描く。どの山々もゆったりとした山容で伸びやかだ。
 福知山市の石原(いさ)へ下る道を左に分けると、高津に向けて道は北へ方向を変えた。福知山から兵庫県にかけての山々は灌木に閉ざされ明確でない。尾根から折り返すようにS字を描き、山腹を進むと再び尾根に出て高津の集落へ降り立った。荒尾神社のケヤキの大木を見て「高津」駅に向かう。誰一人会わない1日だった(2025.4.17)。
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