探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.1033【神吉盆地を囲む山】
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左=阿祇園寺  右=星峠の北にある四等三角点(点名=星峠)
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マツ林
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左=鎌ヶ岳  右=送電線の鉄塔から見た神吉盆地(前景右。遠景中央右は三郎ヶ岳)
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地蔵山
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千歳山(山麓は神吉上の集落)
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和田から望む龍王ヶ岳(中央)
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左=渋坂峠の墓地  右=龍王ヶ岳(三等三角点。点名=鎌谷)
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湯谷ヶ岳(遠景左)・鴻応山(遠景中央左)。間は石堂ヶ岡。最遠景中央右は天台山(手前左側が霊仙ヶ岳)。最遠景右手に妙見山
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八木方面の眺め(最遠景左手に小和田山。遠景中央は半国山。最遠景右が深山。盆地の中央左に多国山)
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左=奥田池  右=神留寺
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左=仏像が彫られた石碑(地蔵堂)  右=登路の尾根
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左=千歳山の三等三角点(点名=神吉)  右=最高地点
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左=南丹市神吉診療所(旧神吉村役場)  右=日吉神社
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 神吉(かみよし=南丹市八木町)は標高600m〜400m級の山に囲まれる350mの高原で、亀岡盆地が霧に覆われるときも晴天の場合が多い。神吉盆地の西側に連なる山稜が川霧の流入を防いでいる。これまでに三頭(みつづこ)山や紅葉山などを訪れ、ぜひ冬枯れの季節に出かけようと思っていた。
 「どんどん橋」バス停から阿祇園(あぎおん)寺(山号=氷室山)の前を通って星峠に登り、尾根を忠実に辿って鎌ヶ岳へ登頂。下半の植林地を抜けると、マツ林が広がって丹波の里山らしい光景だ。途中に四等三角点が埋設されていた。下山は送電線の巡視路を利用する。
 和田まで移動して、次は渋坂峠に向かう。登り口一帯が伐採作業中で、ぬかるんだ道を避けて支尾根を登った。峠の上部に日当たりのよい墓地がある。尾根筋では倒木と雑木に阻まれるところが数箇所あったものの、さほど苦労せず龍王ヶ岳の山頂に着くことができた。樹木の間からは南西側の山々が姿を現す。奥田池の西側へ下る尾根道を使い、林道が見えた地点から溜池の畔に出た。農道の工事をしていたので、フェンスのゲートを開け閉めしながら畑地を神吉上に向かう。
 神留(じんりゅう)寺(山号=千歳山)と民家の間を山手に進むと、両丹八十八ヶ所霊場・第十八番の地蔵堂(四國八十八ヶ所御土納所)が建つ。横から斜面を登り、地形図に記載された道へ出た。倒木を避けながら広い尾根を北へ向かう。なだらかになると千歳山の三角点があって、その先の広場が最高地点だった。かつて通信施設があったのか、フェンスに囲まれた敷地と境界標石を目にする。
 時間があるので、下山したあと集落の旧道を日吉神社まで歩く。レトロな旧神吉村役場の建物は診療所として使われ、敷地の入口には道路元標が置かれていた。「口丹」の風景に浸る一日だった(2025.3.14)。
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