探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.103【大雨直後の山歩き】
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 左=琴平新宮社への参道(11:00、慎重に支流を渡る)  右=ミチバタ谷の林道(15:10、道幅いっぱいに広がった水流を濡れないよう歩く)
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 Y懸の頭で(11:40、やっと天気が持ち直してきた)
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 宮川と高野川の合流地点(18:00、減水したもののまだ水量は多い)
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 7月14日夜から15日未明にかけて、雷を伴う強い雨が降った。京都市の北部と亀岡では時間降水量が90ミリ前後に達し、各地で崖崩れや河川の氾濫が相次いだ。紙屋川(北区)や長代川(左京区)で被害も出た。
 その15日の朝から大原三山(金毘羅山・翠黛山・焼杉山)を予定しており、気象警報がまだ発令中だったものの回復傾向なので現地へ向かった。河川の流量はピークを過ぎていたが、道や山の斜面から流れ出た水が一帯を浸している。江文神社から金毘羅山への参道はまるで沢登り。京都一周トレイルの江文峠へ上る区間は膝までの徒渉を強いられた。そんな川となったコースに、安全を考え車道へ迂回せざるを得なかった。
 ロスタイムが大きく影響し、普段はまったく問題のない箇所の通過と濡れた岩場に時間がかかったため、けっきょく焼杉山は割愛して下山した。その下りの林道でも水が溢れ、ルートファインディングの練習になる状況がつづいていた。
 ビギナー対象の山行だったが、自然を相手にするうえで避けられない困難な場面での対処法や経験は、今後の山行に生かされるだろう。参加者の声は好意的だったので、胸をなで下ろした。
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