探山訪谷[Tanzan Report] |
No.2【大雪山(Da Xue Shan)の山々】 |
大雪山の最高峰=ミニア‐コンカ(Munia kong Ga)南西面(左のスカイラインは北西稜) |
左=蛇海子山(She Haizi Shan) 中=白海子山(Bai Haizi Shan)と田海子山(ラモシェ=Tian Haizi Shan) 右=嘉子峰(Jia Zi Feng) |
左=Grosvenor 中=Reddmain(冷土色) 右=太山(戴山=Tai Shan) |
左=リウチ‐コンカ(Liuchi kong Ga) 中=亜拉雪山・亜拉神山(ジャラ=Ya La Xue Shan, Haizi Shan) 右=折多山の峠からみた北側の山並み(Zhe Duo Shan) |
中国隊による亜拉雪山(亜拉神山)南西稜の登攀ルート(2005年10月、中国の山岳誌『山野』より) |
中国・青海省南部を東西に走るバヤンカラ(バインハル)山脈から分かれ、四川省の西部を南北に連なる大雪山は、長江の支流(ヤーロンジアンと大渡河)にはさまれた大山脈である。 南部には、7556mのミニア‐コンカ(ミニヤコンカ)をはじめ6000mを超える山岳が数多くひしめき、中部には川蔵公路(成都―ラサ)が通過する折多山の山系がある。さらに北には、山群の盟主ともいえる亜拉雪山(亜拉神山)が聳える。標高は6000mに達しないものの古くからよく知られ、探検記などには必ず登場する山だ。チベット語で「山々の王」を表わし、今もっとも注目を集めている(2006年春現在では未踏)。 個人的にいちばん気になっているのは、田湾河をはさんでミニア‐コンカ(ミニヤコンカ)の山群と対峙する木杠嶺で、6000m級の未踏峰が一座残っている。この山は山容すらまだわからず、探検的な登山ができるという意味で興味深い。 |
木杠嶺(Mu Gang Ling)の山並み |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |